【運動神経】新体操ロープ【おうち時間】【幼児期】

幼児教育

将来のこどもの運動能力を高めるためには、幼児期にさまざまな動きを偏りなくたくさん経験することが必要だ。さまざまな動きの一つにジャンプ運動がある。実は、ジャンプ運動は運動能力向上に大きな効果があるんだ。

我が家では、ジャンプ運動を子供にさせるために、新体操ロープという玩具を使っている。遊びの中で、多種類のジャンプ運動を、自然に取り入れられるという点で、新体操ロープはとても良かった。

この記事では、自身の、3年間の子育てと、育児本を100冊以上を読んで学んだ知識を元に、特に幼児期のこどもの運動能力を高めるために、何をすればいいのか?とお悩みの方に、新体操ロープによるジャンプ運動で、運動能力を高める方法を書いている。

この記事で紹介する新体操ロープの遊び方を実践すれば、さまざまなスポーツのパフォーマンス向上につながる能力を高められる可能性があるから、たくさんの人に目を通して欲しいと思う。

新体操ロープは運動能力を高める玩具

新体操ロープの遊び方は、主に、ロープを跳び越えるジャンプ遊びだ。瞬発力やリズム感等、多くのスポーツ競技のパフォーマンス向上に必要な能力を高めることができる。

野球、短距離走、テニス等のスポーツは一瞬で力を出して動きを行うといった能力を多く使う競技だ。この能力を、ジャンプ運動で高められる期待がある。

ジャンプ運動ができる玩具は他にもいくつかあるけど、特に新体操ロープを使ったジャンプ運動あそびのいい点として、

  • 難易度の調整ができる。
  • 跳び方のバリエーションが多い。
  • 楽しくジャンプ運動ができる。

などといった点で、かなり優れている運動遊び玩具だったから、おすすめだ。

今から新体操ロープで高められる能力の解説と、実際に我が家で実践している遊び方をいくつかご紹介しよう。

新体操ロープが運動能力を高める理由

  1. 幼児期に身につけておきたい36の基本動作を経験できる。
  2. 体幹、バランス感覚を高められる。
  3. 心肺機能、下半身全体の筋力を高められる。
  4. リズム感が身につく。
  5. 瞬発力が高まる。

幼児期に身につけておきたい36の基本動作

幼児期は、一つのスポーツの能力を高めるよりも、遊びの中であらゆる動きを経験することの方が運動能力を高めるのに効果的だ。

あらゆる動きというのは、バランスをとったり、走ったり、転がったり、手足で物を扱い操作する動きで、基本的に、子どもたちが遊びの中で経験できる動きが多い。

この動きというのが、幼児期に身につけておきたい36の基本動作で、文部科学省も幼児期の運動指針として推奨している。

新体操ロープで遊ぶ動きにも、36の基本動作が含まれていて、バランス・移動・操作の動きを多様に経験できる玩具なんだ。

36の基本動作はこちら

  • 体を移動させる動き

「歩く」「走る」「跳ねる」「滑る」「跳ぶ」「登る」「はう」「くぐる」「泳ぐ」

  • 体のバランスをとる動き

「立つ・立ち上がる」「起きる」「回る」「組む」「渡る」「ぶら下がる」「逆立ちする」「乗る」「浮く」

  • 手足で物を扱い操作する動き

「もつ」「支える」「運ぶ」「押す」「押さえる」「こぐ」「つかむ」「当てる」「捕る」「渡す」「積む」「掘る」「振る」「投げる」「打つ」「蹴る」「引く」「倒す」

この基本動作を、偏りなくたくさん経験することが大切。基本動作の習得が、のちの運動能力を高める土台となる。

新体操ロープで身につけられる基本動作は「跳ねる」「跳ぶ」「はう」「くぐる」「つかむ」「振る」

バランス感覚が身につく

ロープを交互にジャンプしたり、足を高く上げて着地する動きは、体のバランスを崩さないようにしないと、うまく行えない動きだ。連続でジャンプと着地を繰り返すことにより、体の姿勢を保つための体幹力や、バランス感覚を高めることができる。

からだの姿勢を保ちながら、連続で行う動きはあらゆるスポーツ競技や日常生活においても、重要な動きの一つだ。

心肺機能、下半身全体の筋力を高められる

ジャンプは体全体を動かす運動だ。特に、連続でジャンプする遊びはハードで息が上がる。心肺機能を高めるのにとても効果的だ。体力やスタミナを向上させることは、スポーツの全般において必要で、土台となる能力だから幼児期の間にこの能力を高めることはとても大事だと思う。

ジャンプは下半身全体の筋肉を使う運動で、下半身全体の筋力を高められる。下半身は筋肉の塊だ。全身の筋肉のうち、下半身の筋肉は60~70%をも占めている。ボリュームのあるこの部位の筋力を高めることは、スポーツはもちろん日常生活を行う上でもかなり大切なことだ。

幼児期に下半身の筋力を鍛えておくことは、あらゆるスポーツ競技のパフォーマンス向上に効果的だと言える。新体操ロープは、遊びの中で自然と下半身全体の筋力を鍛えられるからおすすめだ。

リズム感が身につく

ロープの上を、音楽や手拍子に合わせて跳ぶことで、リズム感が養われる。耳から聞こえる音楽や手拍子のリズムに合わせて、体を無理のない美しい連続的な運動をすることができるといった能力を高めることができる。

リズム感は、あらゆるスポーツに繋がる能力で、体を上手く動かしていくために、必要な能力だ。

瞬発力が高まる

ロープを飛び越えようと思いっきりジャンプすることで、瞬発力が高められる。瞬発力は多くのスポーツ競技でとても重要な能力の一つだ。

高跳びでバーを跳び超える。速いボールを投げる。短距離走で速く走る。ものを遠くに飛ばす。などといった能力は、瞬間的に大きな力を出して行う運動だ。一瞬で力を出す能力を高めれば、瞬発系のスポーツにとても有利な能力を身につけることができる。

新体操ロープの遊び方

我が家の子どもたちは新体操ロープで遊ぶのが大好きだ。連続で10回跳べたら「やったー!」と喜んで楽しそうに遊んでいる。

基本動作の習得で大事なことは、楽しく思いっきり体を動かすことだ。楽しいという気持ちが、運動あそびをする原動力になる。新体操ロープは楽しく基本動作を経験でき、あらゆるスポーツ競技能力を高めてくれる素晴らしい玩具だ。

今から、我が家で実践している、新体操ロープを使った運動あそびを、いくつか紹介するからぜひ参考にしてほしい。

左右交互にリズムジャンプ

二つに折ったロープを床に置いて、足を揃えてジャンプする。10回を目標にリズムよくジャンプするのがおすすめだ。リズムに合わせてジャンプすることで、リズム感が養われる。手拍子等でリズムを取ってあげよう。

前後に交互リズムジャンプ

二つに折ったロープを床に置いて、足を揃えて前後にジャンプだ。これも、10回を目標にリズムよく連続でジャンプしよう。

足交互リズムジャンプ

二つに折ったロープを床に置いて、足を前と後ろに入れ替えてリズムよくジャンプだ。足を空中で入れ替えるときに、体のバランスが崩れそうになるのを支えることで、動きながら姿勢を安定させる力が養われる。体幹とバランス感覚を高められる運動だ。

くぐってジャンプ

ロープを膝下ぐらいの高さに張り、下をくぐれるようにセッティングする。ジャンプで飛び越える→ロープになるべく当たらないように、ハイハイでくぐって立ち上がる。→ジャンプで飛び越える。10回を目標にやってみよう。

この遊びで「跳ぶ」→「はう」→「くぐる」→「立ち上がる」の基本動作を連続で経験できる。ロープを高めにセッティングしているので、跳び越える難易度も高く、全身の筋力を高められる運動あそびだ。

高さをつけてジャンプ

ロープの端を、椅子などに結んで高さを出せば、より難易度が高いジャンプ運動をすることができる。高さは、大体膝下あたりから始めてみるのがいいだろう。跳び方は、左右に跳ぶ、前後に跳ぶ等、色んな跳び方で高さのあるロープを跳び越えよう。

思い切って跳び越えようとすることで、瞬発力が高められる。瞬発力は、一瞬で力を出す能力だ。この能力を高めることで、野球や短距離走などの瞬発系のスポーツのパフォーマンス向上に繋がる。

郵便屋さん縄跳び

大縄跳びでお馴染みの、大人がロープを左右に振ってあげて、郵便屋さんの歌を歌いながら跳ぶ遊びだ。

動いているロープに合わせてジャンプすることで、動いている対象物に対して、体をコントロールする能力を高めることができる。

音楽に合わせてジャンプすることは、リズム感を養うことができる。音楽があることで、ジャンプ運動を楽しく行えるきっかけにもなり、楽しく遊ぶことができるから、中々ジャンプしてくれない時などにも、おすすめの遊びだ。

ジャンプは「骨育になる」

この前NHKの教育番組を見ていたら、「ジャンプ運動をして子どもの骨育をしよう」ということを言っていた。

「骨育」というのは、骨を育てて強くすることで、骨粗しょう症や、骨折のリスクを減らしたり、歯を強くすることにも効果があるらしい。骨には、運動などの負荷をかけると強くなり、逆に負荷をかけないと弱くなるという性質がある。骨量を増やすには、栄養と骨への刺激が重要で、その骨への刺激を効果的に行えるのが、ジャンプ運動なんだ。

人間の体にある骨の数は全部で約200個あり、そのうちの28個が片方の足の裏にある。両足の骨の数を合わせると、体にある骨の4分の1が足裏に集中しているということだ。

ジャンプ運動により、足裏への刺激をすることが骨への刺激になり、強い骨を作ることになる。

ロープ遊びは、ジャンプ運動をたくさんできる遊びだから、子供の骨を育てるのにとても効果的な遊びだ。また、成年期、老年期の怪我の予防にもつながるということで、子供の一生の財産を、この時期のロープ遊びによるジャンプ運動で、獲得できると言えるだろう。

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