子育てをはじめて3年になるけれど、子供の将来を考えると楽しみで仕方ない。
楽しみの一つに運動会がある。
運動会ではかけっこで一位になって欲しいという思いがある。
そのためには、周りの子どもたちよりも優れた運動能力を身につけておくことが必要だと思うんだけど
「じゃあ我が子になにをやらせればいいの?」と思う人が多いのではないだろうか。
実は、将来の運動能力を高めるためには幼児期からやるべき事がある。
それが公園あそびや外あそびなのだ!
今のところ、子育てを始めて3年間で、育児本を年間40冊ペースで読んでいるんだけど、
子どもの運動能力の「土台作り」において幼児期から小学校前期までの期間が、かなり重要な時期ということが分かった。
この記事では、幼児期からはじめる、運動能力の高め方。の具体的な方法!を教えます。
この記事を読めば、愛するわが子と楽しく遊ぶだけで、子どもの運動能力を伸ばす方法がわかります。
- |【結論】9歳までに公園あそびや外あそびをいっぱいさせる!
- |基本動作を経験できる公園遊具10選
- |公園 基本動作「歩く」
- |公園 基本動作「はしる」
- |すべり台 基本動作「すべる」「のぼる」
- |ジャングルジム 基本動作「のぼる」「おりる」「つかむ」「くぐる」「わたる」「ぶらさがる」「ささえる」
- |ブランコ〔シーソー お馬さんギッコンバッタン〕基本動作「のる」「こぐ」「つかむ」
- |平均台遊具〔すなばのふち〕基本動作「わたる」
- |飛び石遊具 基本動作「わたる」「とぶ」
- |鉄棒 基本動作「ぶらさがる」
- |砂場〔すなばのふち〕基本動作「ほる」「すくう」「つかむ」「もつ」「はこぶ」「すわる」「たつ」「たちあがる」
- |複合遊具 基本動作「はしる」「とぶ」「わたる」「のぼる」「おりる」「ぶらさがる」「はう」「くぐる」「すべる」
- |9歳までに子どもがすることは公園遊具や外で思いっきり遊ぶこと
- |親がするべきことは環境作り。
|【結論】9歳までに公園あそびや外あそびをいっぱいさせる!
幼児期~小学校前期の期間に身体全体を動かして、多くの動作を繰り返し経験することが
運動が得意な子に育つことにつながる。
つまり
小学校から中学校ぐらいで運動神経抜群な子に育ってほしいなら、9歳までに体を使った遊びをすることが必要不可欠。
親はできるだけ外遊びや色んな遊具のある公園に連れて行ってあげなければならない。
|自分の身体を思い通りに動かせることが運動能力が高いということ。
そもそも運動能力が高いってどういう事?っていう話で、それは自分の身体を思い通りに動かせるということ。
誰でもできるでしょって思うかもしれないけど、意外にできない人が多い。
運動が苦手な人ほどでこれができてないといえる。
自分の身体を思い通りに動かすのが上手な人が、スポーツで飯が食えるトップアスリート。
|身体を思い通りに動かせる子は脳から出した指令を筋肉に伝える伝達回路が発達している。
思い通りに身体を動かすには、まずどういうメカニズムで体が動いているのか理解する必要がある。
体を動かすときは、まず脳から指令を出し、神経細胞を通じて、脊髄・末梢神経、筋肉へと伝える伝達回路が必要。
運動能力が高い子はこの伝達回路が発達している。
難しい言葉が並んでいるけど、ようは脳が出した指令を、筋肉へと伝える伝達回路を発達させればいいってこと。
|幼児期は神経系の発達の敏感期。
伝達回路は、幼児期に基本動作を経験することで作られる。
また繰り返し経験することで発達がより促される。
そして、幼児期から小学校前期の時期は神経系発達の敏感期で、伝達回路がもっとも発達する時期でもある。
だから、この時期にたくさんの基本動作を繰り返し経験し、習得しなければならない。
というわけ!
大げさに言えば、この時期でしか身につけられないということ。
身につけられなければ、大きな機会損失になるのでは。
という考え方もできる。
|幼児期に身につけておきたい基本動作「移動する」「バランスをとる」「操作する」
基本動作って何?という疑問があると思うので今から説明する。
基本動作は大きく分けて
- 体を移動させる動き
- 体のバランスをとる動き
- 手足を使い、物を操作する動き
の3パターンで
各パターンごとに何十種類もあるこの何十種類もの動きをこの時期にたくさん経験しなければいけない。
大切なのは、身体全体を動かして、多く動作を経験すること。
|基本動作を経験できる公園遊具10選
基本動作をたくさん経験するためには、親が環境を作ってあげることが大切なんだけど、
その環境作りの一つとして、公園や外に連れて行ってあげるという方法がある。
今からは
- 基本動作を経験できる公園遊具と外あそび。
- どんな基本動作が身につけられるか。
- どんな能力が高められるか。
について解説していく。
|公園 基本動作「歩く」
- 足腰の筋力。
- バランス感覚。
歩くだけでも、足腰の筋力が鍛えられる。
でこぼこ道などの不安定な足場で姿勢を保ちながら歩く経験は、バランス感覚が身につく。
上り坂や下り坂を歩けば地面を蹴る力やスピード調整をすることによって、足腰全体の筋肉を鍛えられる。
散歩しながら色々な道を見つける。自然とのふれあいや社会とのかかわりで感性を養う。
散歩はおすすめで、道路や自然には段差やいろんな道があって、さまざまな「歩く」を経験できるし、
近所のおじいちゃんおばあちゃんが同じく散歩してるケースが多いから、社会とのかかわりも生まれる。
また、草花や、虫、鳥など自然に触れ合う機会も多いことから、さまざまな感性を育むことができる。
散歩の場所は、家の周りでもいいし、大きな公園なら、芝生広場やハイキングコースがある。
行きたいところに行かせてやることが大切。
大人の散歩は淡々と歩いてゴールするのが目的だけど、子供はそうはいかない
初めて見るものに興味を持ち、落ちている物を拾ったり、同じ所を行ったり来たりしたり、
「前に進まんやん」って親は思ってしまうけど、子どもの好きなところに行かせてあげることをこころがけてほしい。
石を拾って投げることも、つかむ・投げるといった動作の経験になるし、
しゃがんで立ち上がるなどの動きも筋力や股関節の柔軟性を高めることができる。
散歩で好きなところに自由にのびのびと遊ぶことで、さまざまな基本動作を経験することになる。
時間のことは気にせず子どもとの時間を楽しもう。
|公園 基本動作「はしる」
- 持久力。
- ダッシュ力。
- 敏捷性。
- 空間認知能力。
ほとんどのスポーツに繋がる能力なのでたくさん経験させたい動きの一つ。
公園についたら、こどもはテンションがMAXになって勝手に行きたいところに走っていくと思うから、好きなところに思いっきり走らせてあげよう。
鬼ごっこで全力で走る経験と空間認知能力を高める
鬼ごっこはおすすめのあそびで、相手との距離を測りながらよけるうごきは空間認知能力が鍛えられる。
空間認知能力とは相手との位置関係を理解する力のこと。
また、鬼につかまらないように全力で逃げることで勝手に全力疾走ができる。
大事なポイントは思いっきり「はしる」経験をすることで、親は速く走るテクニックを教えなくてもいい。
なぜなら今は土台作りの時期だから。思いっきりはしらせてあげることが大切。
|すべり台 基本動作「すべる」「のぼる」
- スピードに対応する感覚・バランス感覚・下半身全体の筋力を高める
- 速く走ったり、体を思い通りの方向に切り返す動きにつながる
すべり台で経験できる基本動作は「すべる」「のぼる」
「すべる」という動作のなかで、下半身の動きに上半身をうまく合わせて重心をコントロールする感覚。倒れないように姿勢を保つバランス感覚を高めることができる。
この動きは速く走ったり、切り替えしたりする動きにもつながる。
また、階段を「のぼる」という動作は日常生活では欠かせない動きだし、下半身全体の筋力を鍛えることができる。
無限滑り台。
すべり台は公園といえばこの遊具といっていいほど定番の遊具で、子どもたちがまず始めにハマる遊具。
「何回やんの?」っていうぐらい夢中になって遊び続けるかもしれないけれど、これが大切。
好きな運動あそびを自由にさせてあげることで勝手に基本動作を繰り返し経験できていることになる。
|ジャングルジム 基本動作「のぼる」「おりる」「つかむ」「くぐる」「わたる」「ぶらさがる」「ささえる」
- 握力。
- 体を支えるバランス力。
- 自分の体に対して周りや対象物との位置関係を把握する能力。
ジャングルジムはかなり優れた遊具。
経験できる基本動作は「のぼる」「おりる」「くぐる」といった移動系の動作に加え、
手でつかんで体を支えるバランス感覚やぶらさがる握力。ジャングルジムの周りを落ちないようにわたる。といったバランス系の動きも身につけられる。
この遊具だけで豊富な基本動作を経験することができる。
|ブランコ〔シーソー お馬さんギッコンバッタン〕基本動作「のる」「こぐ」「つかむ」
- つかんで体を支えるバランス感覚。
- 体重移動。重心コントロールの感覚。
ブランコ
体重移動を行い、ブランコを揺らす動きは重心コントロールの感覚を養う。落ちないようにつかんで体を支えるバランス感覚が身につく。公園遊具の定番で子供たちに大人気。
シーソー
「のる」「つかむ」動作を楽しんで身につけられる遊具。スリルも味わえる。動きが激しくてこわがるかもしれないから、様子を見て一緒に座ってあげたり補助をしてあげよう。
お馬さんギッコンバッタン
この遊具は比較的に危なくない遊具で、デザインが動物とかでかわいいから、1歳ぐらいの小さなお子さんにピッタリ。「つかむ」「こぐ」といった動作を幼児期にから経験するのにオススメな遊具。
|平均台遊具〔すなばのふち〕基本動作「わたる」
- 体を支えるバランス力。
- 自分の身体がどのようにうごいてどんな姿勢になっているか見極める能力。
- 自分の体に対して周りや対象物との位置関係を把握する能力。
平均台遊具、すなばのふちなどの細い道を落ちないように姿勢を保ちながら歩くことでバランス感覚が身に養われる。「わたる」動きが身につく。
大事なことは、一度細い一本道を実際にわたらせてみたら分かるけど、初めての子はまず一歩目が前に出ない。
だけど、足が出ない中でからだの姿勢を保とうとするので、非常にバランス能力が上がる。
次第に一歩ずつ足をだしていくようになるから、初めは補助ありとか声かけをしてあげよう。
まずは歩かせてあげることが大事。
|飛び石遊具 基本動作「わたる」「とぶ」
- バランス感覚。
- 瞬発力。
- 空間認知能力。
跳んでわたったり、走ってわたったり色んな「わたる」を経験できる遊具。
歩幅やスピードを調整する力など、あらゆるスポーツ競技で必要とされる能力。
|鉄棒 基本動作「ぶらさがる」
- 上半身全体の筋力や握力。
- 筋肉の持久力。
つかんで体を支える動きや握力はジャングルジムやアスレチックなどの複合遊具遊びにも応用できるうごきで、遊びの幅広げられるようになるきっかけとなる動きを身につけられる。
初めは親が抱っこしてあげてつかまらせてあげるのがおすすめ。
つかんでぶらぶらする楽しみを覚えたら、自分からいろんな所にぶら下がって遊ぶようになる。
そうすれば、勝手にぶら下がる基本動作を繰り返し経験できるようになる。
|砂場〔すなばのふち〕基本動作「ほる」「すくう」「つかむ」「もつ」「はこぶ」「すわる」「たつ」「たちあがる」
- 「ほる」「すくう」「つかむ」「もつ」「はこぶ」といった操作系の基本動作。
- 「すわる」「たつ」「たちあがる」などの移動系の動作。
- 足腰の筋力。
- バランス感覚。
- 柔軟性。
- 想像力、創造力。
砂場はとても優秀なあそび場。「ほる」「すくう」などの操作系の動きを多く経験でき、創造力も養うことができる。
また、座って移動する動きは股関節の柔軟性を高めることができるし、砂が入ったバケツを運ぶときには全身の筋力やバランス感覚も高めることができる。
あらゆるスポーツで必要とされる能力を砂場あそびが高めてくれるのだ。
物を扱うバリエーションを増やすために、色んな砂遊び道具を渡してあげよう。バケツやいろいろな大きさのスコップがおすすめ。
靴や服が汚れてしまう可能性が高いけど、着替えが持っていくなどして、汚れてもいいから思いっきり砂場あそびを経験させてあげよう。
|複合遊具 基本動作「はしる」「とぶ」「わたる」「のぼる」「おりる」「ぶらさがる」「はう」「くぐる」「すべる」
- 移動系のバランス系の基本動作の詰め合わせ遊具。
- 色々な動作を連続で経験できる。
複合遊具はジャングルジムやすべり台やうんていなど、あらゆる遊具を合体させた夢の遊具で、経験できる基本動作はとても多くかなり優れている。
この遊具がある公園に行ったら勝ち。
子供は目の色を変えて走り回る。
大きな公園に設置されていることが多く、休みの日はかなり混雑しているけど、順番を守る社会性も養われる。
複合遊具がある公園に行って遊ばせるだけ!
|9歳までに子どもがすることは公園遊具や外で思いっきり遊ぶこと
幼児期にさまざまな動きを繰り返すことが運動能力を高める。
幼児期の子どもたちがこんなことを考えているはずはなく、ただただ楽しく遊んでいるだけ。
でもこの思いっきり遊ぶことがとても重要。楽しさを感じなければ遊ぶことすらせず、経験しないもしくは経験不足になり、基本動作の習得にはならない。
好奇心や楽しさが、いろいろなあそびを思いっきりすることにつながるから「公園あそび、外あそびがとっても楽しい!」という気持ちを、一番大切にしてあげたい。
|親がするべきことは環境作り。
楽しく遊びを経験することが大事だけど、そのためには親が楽しいところに連れて行ってあげることがとても大事。
「親と上司は選べない」という言葉があるけど、幼児期の子どもは遊ぶ環境を自分で決められなくて、親が選んだ場所で遊び、幼児期を過ごすことになる。
つまり、
私たち親が選んだ場所で、運動能力が高い子に育つか育たないかが決まるといってもいい。
親の環境選びの役割はかなり重要だと思う。
運動能力を高めるための伝達回路は幼児期~小学校前期でもっとも発達する。
この機会を失いたくなければ、9歳までに色んな公園遊具や刺激のある外の環境に連れて行ってあげよう!
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